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看護師の志望動機の書き方|採用側が見る3要素と状況別の例文5選

看護師の志望動機の書き方|採用側が見る3要素と状況別例文

看護師の志望動機は「①なぜ看護師という職業を選ぶのか」「②なぜこの施設・職場なのか」「③何を貢献し、どう働き続けるか」の3要素で構成する。日本看護協会「2023年病院看護実態調査」(2022年度・全国8,130施設対象)では既卒採用者の離職率が16.6%と新卒採用者の10.2%を上回っており、採用側は志望動機から「この職場で続くか」を確認している。

この記事の例文はすべて「型」です。そのまま写すと他の応募者と似た内容になるため、自分の経験と応募先の情報に置き換えて使ってください。

目次

看護師の志望動機とは?志望理由との違いと基本の考え方

看護師の志望動機とは、応募先の施設に「なぜ看護師を志し、なぜこの職場で働きたいのか」を伝える項目です。「志望理由」とほぼ同義で使われ、採用側が内容から確認しているのは、スキルよりもむしろ「この職場で定着するか」という点です。

志望動機と志望理由の違い

「動機=その職業を選んだきっかけ」「理由=応募に至った根拠」と使い分ける解説を目にすることもあります。ただ採用実務では、履歴書の「志望動機欄」に理由を書いても、逆でも問題になりません。

「看護師 志望理由」で検索してこの記事にたどり着いた方も、書き方の考え方はまったく同じです。応募書類の欄の名称に合わせて書けばOKです。

履歴書・職務経歴書での書き方の基本と文字数の目安

履歴書の志望動機欄は200〜300字、職務経歴書では400字程度が目安です(いずれも編集部の目安)。欄の広さに応じて増減しますが、欄の8割程度を埋めると見た目の印象が整います(編集部の目安)。

書類文字数の目安(編集部の目安)書く内容の重心
履歴書(志望動機欄)200〜300字3要素を簡潔に圧縮。②施設を選んだ理由を厚めに
職務経歴書400字程度③貢献内容を職務経歴と接続して具体的に
志望動機書(別紙指定がある場合)500字程度①②③すべてを段落分けして展開

文字数が少なすぎると熱意が伝わりにくく、長すぎると要点がぼやけます。300字で骨格を作ってから欄に合わせて増減する進め方が、手戻りを減らします。

採用側は「定着するか」を見ている

採用側が定着性を重視する背景には、離職率の構造があります。日本看護協会の病院看護実態調査によると、正規雇用看護職員の離職率は採用区分別で次のように推移しています。

年度正規雇用看護職員全体新卒採用者既卒採用者
2022年度11.8%10.2%16.6%
2023年度11.3%8.8%16.1%
2024年度11.0%8.4%16.1%

2022年度の数値は『2023年病院看護実態調査』(2024年3月29日公表)、2023年度は『2024年病院看護実態調査』(2025年3月31日公表)、2024年度は『2025年病院看護実態調査』(2026年3月31日公表)によるものです。

(出典:2022年度=日本看護協会「2023年病院看護実態調査」報告書No.100/2023年度=同「2024年病院看護実態調査」(2025年3月31日公表)/2024年度=同「2025年病院看護実態調査」(2026年3月31日公表))

既卒採用者(新卒以外、つまり経験者として採用された人)の離職率は3年連続で16%台と、新卒の約1.6〜1.9倍(直近2024年度は約1.9倍)で推移しています。採用側はこの倍差を背景に、中途採用の応募書類では「この人はこの職場で続くか」を慎重に見ます。だからこそ、志望動機で「働き続ける意思」を具体的に示す記述が重視されるわけです。

このH2のまとめ: 志望動機と志望理由は実務上ほぼ同義。履歴書なら200〜300字(編集部の目安)で、採用側が見る「定着性」を意識して書きます。

看護師の志望動機に書くべき3要素

2024年度の正規雇用看護職員の離職率は11.0%、新卒採用者8.4%、既卒採用者16.1%だった(日本看護協会「2025年病院看護実態調査」)。中途採用ほど早期離職のリスクが高いため、転職者の志望動機では「貢献内容」と「働き続ける意思」を具体的に書くことが重視される。

3要素は次の順番で書くと、採用側の確認項目に沿った流れになります。

  • ①なぜ看護師という職業を選ぶのか(職業選択の動機)
  • ②なぜこの施設・この職場なのか(施設選択の理由)
  • ③何を貢献し、どう働き続けるか(貢献と定着の意思)

【図解:3要素の関係図——①が「職業への軸」、②が「施設への軸」、③が「未来への軸」。③は①②を土台に組み立てる】

①なぜ看護師という職業なのか

①は建前ではなく、実際の経験を起点に書くのが原則です。厚生労働科学研究の分析(看護職免許保有者795人が対象)では、看護職を志した動機として「経済的自立」「社会貢献」が挙げられており、調査対象者の転職経験者は7割に上りました(出典:厚生労働科学研究成果データベース「看護職員確保対策に向けた看護職及び医療機関等の実態調査」)。

「家族の入院時に看護師の対応に感銘を受けた」「実習で患者さんの回復に立ち会った」——自分だけが書ける具体的な場面を1つ入れてください。転職経験者が7割という実態は、転職回数を引け目に感じる必要がないことの裏付けでもあります。

②なぜこの施設・この職場なのか

②は施設名・診療科・病院の方針を具体名で書きます。「貴院の理念に共感しました」だけでは、どの施設にも使い回せる文として見抜かれます。

日本看護協会の「看護統計資料」(令和7年版)では、看護職員の就業場所が病院・クリニック・訪問看護・介護施設など多岐にわたる統計が公開されています。施設種別ごとに求められる働き方は違います。応募先の公式サイトや求人票で「診療科の特徴」「教育体制」「地域での役割」を確認し、自分の経験と重なる点を1〜2個拾って書きましょう。

③何を貢献し、どう働き続けるか

③は「自分の経験がこの施設でどう活きるか」と「勤務形態を含めて働き続ける意思」の2点で構成します。新卒なら「1年目は基礎を固め、将来は〇〇を目指す」、転職なら「前職の〇〇の経験を貴院の△△に活かす」という形です。

夜勤や残業への言及は「可能な範囲で対応します」の一文でも、定着意欲の裏付けになります。既卒採用者の離職率が16%台で推移している構造を踏まえると、採用側が貢献と継続意思の記述を重視する理由がわかります。

大変な側面を知ったうえで書くことの意味

志望動機は理想だけで書くと、入職後の実態とずれます。日本看護協会「2025年病院看護実態調査」では、新卒看護師が年度内に退職した際に看護管理者が考える主な理由として、次の項目が上位に挙げられています(2024年度、複数回答)。

退職理由(管理者が考える主なもの)割合
健康上の理由(精神的疾患)54.6%
自分の看護職員としての適性への不安46.6%
自分の看護実践能力への不安44.2%
上司・同僚との人間関係27.0%

(出典:日本看護協会「2025年病院看護実態調査」、2026年3月31日公表)

「適性への不安」「実践能力への不安」が4割超。華やかな動機だけでは続かない現場があるということです。書く段階で大変な側面も調べ、「それでもこの職場で続けたい理由」を言語化しておくと、採用側への説得力と入職後のミスマッチ防止の両方に効きます。

このH2のまとめ: ①動機は実体験起点、②施設の具体名、③貢献と定着意欲の順で書くと、採用側の確認項目に沿った志望動機になります。

【状況別】看護師の志望動機の例文

状況別に5パターンの例文を用意しました。いずれも①動機→②施設の理由→③貢献と定着の流れで作った「型」です。そのまま提出せず、自分の経験と応募先の情報に置き換えて使ってください。

新卒・第二新卒の例文

私が看護師を志したのは、祖父の入院時に、看護師の方が患者だけでなく家族の不安にも寄り添う姿を間近で見たことがきっかけです。看護実習では急性期病棟で学び、患者さんの状態変化に気づく観察力の大切さを実感しました。貴院は地域の急性期医療を担い、プリセプター制度による新人教育が充実している点に魅力を感じています。入職後は1年目に基礎を着実に身につけ、将来は専門性を高めて貴院に貢献したいと考えています。(約210字)

ポイント:①は実習や課外活動など自分だけの具体経験を置きます。②は教育体制など施設固有の制度名を挙げると、使い回しでないことが伝わります。

既卒・転職(病院→病院)の例文

私は総合病院の内科病棟で5年間、慢性期から急性期まで幅広い患者さんの看護に携わってきました。貴院を志望したのは、在宅復帰支援に力を入れ、多職種連携による退院支援体制が整っているからです。前職では退院支援カンファレンスのリーダーを2年間務め、訪問看護ステーションとの連携経験があります。この経験を活かし、患者さんの住み慣れた場所への退院を支える看護を実践し、夜勤を含む勤務にも継続して対応する所存です。(約220字)

ポイント:既卒採用者の離職率が新卒の約1.6〜1.9倍という構造上、転職者は「前職のスキル→貢献」「勤務継続の意思」の2点を明確に書くと説得力が増します。

異業種から看護師への例文

異業種からの応募は珍しくありません。株式会社R&Gの調査(現役看護師182人/2024年9月1〜15日実施・2025年3月公表)では、「看護師を辞めたいと思うことがあるか」に90.7%が「ある」と回答し、「看護師以外に転職したい人」は約半数でした(出典:PR TIMES「看護師を辞めたい理由ランキング」)。辞めたい人のうち半数が業界外も見る——出入りの多い職業です。

厚生労働省の資料によると、看護職員就業者数は1990年の83.4万人から2020年の173.4万人へ、30年間で2.1倍に増加し、2023年には174.6万人に達しています(出典:厚生労働省 第195回職業安定分科会資料、2023年9月)。多様なバックグラウンドを持つ応募者が前提の市場です。

私は飲食業で7年間、接客と店舗運営に携わった後、母の闘病をきっかけに看護師を志し、専門学校で3年間学んで免許を取得しました。接客業で培った傾聴力と、多忙な環境での優先順位づけの力は、患者さんへの声かけや業務が重なる病棟看護に活きると考えています。貴クリニックは地域のかかりつけとして予防医療に注力されており、患者さん一人ひとりと長く関わる看護に魅力を感じ応募しました。(約215字)

ポイント:異業種の経験は「ないもの」ではなく「看護に活きる強み」として書き換えます。免許取得までの行動(進学・学び直し)を①に入れると、動機の本気度が伝わります。

ブランクあり・復職の例文

ブランク層の就職実績はデータ上も存在します。日本看護協会中央ナースセンターの2024年度分析(2025年11月21日公表)によると、求職就職率(ナースセンターに求職登録した人のうち就職に至った人の割合)は年齢別で「60歳以上」18.2%、「50〜54歳」13.9%、雇用形態別では「臨時雇用」56.4%、「非常勤」10.4%でした(出典:「2024年度ナースセンター登録データに基づく分析」)。

経年で見ると、2023年度は「60歳以上」19.3%、「臨時雇用」42.6%(出典:「2023年度 同分析」、2024年12月公表)、2022年度は求人数176,797人で「60歳以上」22.9%でした(出典:「2022年度 同分析」、2023年11月公表)。

私は出産・育児のため6年間臨床を離れていましたが、ブランク中も看護協会の復職支援研修を受講し、医療安全や電子カルテの操作を学び直してきました。子どもの就学を機に、再び看護実践に携わりたいと考え、託児所を備え復職支援体制の整った貴院を志望しました。以前の外科病棟での3年間の経験と、育児で培った段取り力を活かし、長く勤務を続ける覚悟で応募しています。(約190字)

ポイント:ブランクは言い訳ではなく「準備期間」として書きます。ブランク年数を隠さず、ブランク中に何をしていたかを1文入れるのがコツです。

施設種別の書き分け(病院/クリニック/訪問看護/介護施設)

施設種別で重視される働き方が異なるため、②の書き方を変えます。就業場所の多様性は日本看護協会「看護統計資料」の統計でも確認できます。

施設種別重視されやすい点②の書き方の例
病院(急性期)専門性・チーム連携・教育体制診療科の特徴や認定看護師制度への言及
クリニック患者との継続的な関わり・地域密着「かかりつけ」としての役割への共感
訪問看護自立した看護判断・在宅療養支援在宅医療の需要と本人の生活を支える視点
介護施設長期的な関係性・生活支援医療と生活の接点を担う役割への意欲

[将来の強化枠]採用側の声

採用担当者・監修者への取材による「採用側が実際に見ているポイント」の一次情報を、取材実施後にこの枠へ差し込みます(公開時点では非表示)。

このH2のまとめ: 例文は5つの状況別パターンを型として使い、自分の経験・施設の固有情報に置き換えて完成させます。

転職理由を志望動機に変換するルール

転職理由は「そのまま書いてよいもの」と「表現の変換が必要なもの」に分かれます。民間の実態調査では転居・ライフイベントが転職理由の1位に来ており、転居・ライフイベント系の理由は隠す必要がありません。

【図解:条件分けフロー——転職理由→①転居・ライフイベント系?→Yes:そのまま書く/No→②不満・条件系?→Yes:「次に実現したいこと」に変換】

そのまま書いてよい理由(転居・ライフイベント)

転居・結婚・出産・育児は、実態調査で上位に来る転職理由です。

  • 転職経験がある看護師202人へのアンケートでは、転職理由の1位が「転居のため」(Uターンや配偶者の転勤が中心)でした(出典:Biz Hits Work、2022年6月調査のため古い点に注意)
  • 20代前半〜50代後半の看護師161人を対象とした調査(複数回答)では、転職理由1位が「結婚・出産・育児」で24.77%(約4人に1人)でした(出典:ミライトーチMedia看護師、2026年1月更新)

「配偶者の転勤に伴い、貴院圏内への転居を機に応募しました」——事情はそのまま書いて問題ありません。調査で1位になるほどありふれた理由です。堂々と書きましょう。ただし③の定着意欲は別途補強してください。

変換が必要な理由(人間関係・残業・給与)

不満の表明は「次に実現したいこと」の形に変換します。退職理由の公的分類としては、平成23年(2011年)に実施された厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査」があります(2011年調査のため古い点にご注意ください。代替となる公的調査がないため分類の参照に限り使用)。

転職理由(本音)そのまま書くと志望動機への変換例
人間関係の悩み前職批判に聞こえる「チームでの情報共有を重視する職場で力を発揮したい」
残業・夜勤の負担勤務意欲への不安を与える「継続可能な勤務形態で長く貢献したい」
給与への不満条件目当ての印象になる条件は求人票で確認し、志望動機には貢献内容を書く
スキルアップ志向(そのままでも可)「〇〇の専門性を高め、貴院の△△に活かしたい」

(出典:分類の参照元は厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査」(2011年)、変換例は編集部作成)

NG例→改善例の書き換え対比

同じ事実でも表現を変えると印象が変わります。退職理由の2位が「自分の看護職員としての適性への不安」(46.6%、1位は「健康上の理由(精神的疾患)」54.6%)という調査結果から、採用側が定着性を見ているという論理に沿って、編集過程を3例で示します。

【図解:書き換え対比ブロック】

  • NG:「給与が高く、残業が少ないため貴院を志望しました」
    →改善:「夜勤を含む勤務にも対応しながら、急性期看護の経験を貴院の救命救急センターで活かしたいと考えています」
  • NG:「前の職場は人間関係が悪く、退職しました」
    →改善:「多職種連携を重視する貴院で、チームの一員として情報共有を大切にした看護を実践したいと考えています」
  • NG:「貴院の理念に感銘を受けました」(どこでも使える表現)
    →改善:「貴院の地域包括ケア病床における在宅復帰支援の取り組みに共感し、前職の退院支援の経験を活かしたいと考えています」

このH2のまとめ: 転居・ライフイベントはそのまま書ける。不満系の理由は「次に実現したいこと」に変換し、前職批判と条件目当ての印象を避けます。

書類ができたら|応募の進め方と面接での答え方

書類が完成した後に残るのは、面接での口頭の答え方と、応募方法の選択です。転職エージェントの利用が向く人と自力で進められる人は条件で分かれるため、中立の観点で整理します。

面接で志望動機を聞かれたときの答え方

面接では書類と矛盾しない「口頭版」を30秒〜1分で用意します(編集部が推奨する目安)。書類の3要素を圧縮し、①動機を15秒、②施設の理由を15秒、③貢献と定着を30秒で話す構成が基本です(同じく編集部の目安)。

書類と異なることを口頭で言うと、一貫性のなさが定着への不安につながります。 深掘り質問(「なぜ前職を辞めたのか」等)への回答も、書類の変換ルールと同じ論理で揃えておきましょう。

応募の進め方|転職エージェントが向く人・自力で進められる人

特定のサービスに偏らず、次の条件で自分に合う方法を選んでください。

区分向いている人の条件
エージェント利用が向く人在職中で時間がない/初めての転職で流れが不安/給与や条件の交渉を代行してほしい
自力で進められる人情報収集に時間を割ける/応募先施設がすでに決まっている/希望条件が明確
比較の評価軸求人数/サポート範囲(書類添削・面接対策の有無)/利用料(一般に求職者は無料とされています)

情報収集は1つの経路に絞らず、エージェント・ナースセンター・ハローワークを併用して比較すると、条件の見落としを減らせます。

公的な選択肢|ナースセンターの無料職業紹介・復職支援

民間エージェントと同列の選択肢として、公的な無料サービスがあります。都道府県ナースセンターは1992年制定の「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき、47都道府県に必ず1つ設置され、都道府県看護協会が運営しています。地域によっては本所のほかに支所(サテライト)を設けており、無料職業紹介や復職支援研修を実施しています(出典:日本看護協会「ナースセンターの概要」)。

ブランクがある人は、復職支援研修の受講と求職登録を同じ窓口で進められる点が利点です。ハローワーク(公共職業安定所)でも看護職の求人は扱われており、厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」では「保健師,助産師,看護師」区分の職業別求人データが毎月公表されています。

このH2のまとめ: 面接では書類と整合した30秒〜1分の口頭版を用意し、応募方法はエージェント・ナースセンター・ハローワークを条件で使い分けます。

よくある質問(FAQ)

志望動機の書き方で残りがちな疑問5問に、データの根拠を添えて簡潔に回答します。

Q. 志望動機と志望理由は同じ意味?

実務上は同義です。 「動機」はきっかけ、「理由」は根拠という語義の違いはありますが、採用側は欄の名称に関わらず同じ内容を見ています。応募書類の欄名に合わせて書けば問題ありません。

Q. 結婚・引っ越しが理由の場合、そのまま書いてよい?

書いてよいです。 転職経験のある看護師202人の調査では、転職理由の1位が「転居のため」(Uターンや配偶者の転勤が中心)でした(出典:Biz Hits Work、2022年6月調査のため最新値ではない点にご注意ください)。調査で1位になるほどありふれた理由なので、隠す必要はありません。③の定着意欲を補強する書き方に留めましょう。

Q. ブランクが長い場合はどう書く?

年数を隠さず「ブランク中の準備」と「復職意欲」を書きます。 復職支援研修の受講実績があれば1文で触れると、準備していた事実が伝わります。中央ナースセンターの2024年度分析(2025年11月21日公表)では、60歳以上の求職就職率が18.2%と、年齢・ブランク層の就職実績がデータ上も確認できます。

Q. 志望動機は使い回してもよい?

骨格(①の動機と③の貢献の型)は共通で構いませんが、②の施設固有の部分は応募先ごとに必ず書き換えてください。 施設名・診療科・制度名が入っていない志望動機は、使い回しとして採用側に見抜かれます。

Q. 給与に関することは書いてよい?

給与は求人票や客観データで確認し、志望動機には書かないのが原則です。 水準の確認には、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」(2025年公表)や、職業情報提供サイトjob tag(令和7年(2025年)5月20日更新)の職種別データが使えます(職種小分類「看護師」の具体的な金額はe-Stat原表で確認してください)。志望動機の欄は、条件ではなく貢献と定着の意思を書く場所と区別しましょう。

このH2のまとめ: 志望動機と志望理由は同義、転居理由はそのまま可、ブランクは準備内容を書く、②は施設ごとに書き換える、給与は客観データで確認——の5点です。

看護師の志望動機は「①なぜ看護師か」「②なぜこの施設か」「③何を貢献しどう続けるか」の3要素で書く、というのが本記事の結論です。既卒採用者の離職率が新卒の約1.6〜1.9倍(直近2024年度は約1.9倍)という構造(2022〜2024年度で16%台)を踏まえ、採用側は「定着するか」を見ています。ただし本記事の方法は書類通過を保証するものではなく、採否は施設ごとの基準に依存します。 次の行動として、3要素で骨格を300字にまとめるところから始め、応募方法(エージェント・ナースセンター・自力)を選んで進めてください。

参考文献・出典一覧

  1. 日本看護協会「2023年病院看護実態調査 報告書」(調査研究報告No.100)/2024年公表
  2. 日本看護協会「2024年病院看護実態調査」ニュースリリース/2025年3月31日公表
  3. 日本看護協会「2025年病院看護実態調査」ニュースリリース/2026年3月31日公表
  4. JILPT 国内労働事情「2025年病院看護実態調査」の報道記事/2026年4月8日
  5. 厚生労働省 第195回職業安定分科会資料「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」/2023年9月
  6. 日本看護協会 中央ナースセンター「2024年度ナースセンター登録データに基づく分析」/2025年11月21日公表
  7. 日本看護協会 中央ナースセンター「2023年度 同分析」/2024年12月公表
  8. 日本看護協会 中央ナースセンター「2022年度 同分析」/2023年11月公表
  9. 厚生労働科学研究成果データベース「看護職員確保対策に向けた看護職及び医療機関等の実態調査」
  10. 厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査 結果表」/2011年(古い調査のため注意)
  11. 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」/2025年公表
  12. 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」/毎月公表
  13. 日本看護協会「看護統計資料」(令和7年版)
  14. 日本看護協会「ナースセンターの概要」
  15. ミライトーチMedia看護師「看護師161人の転職理由TOP10」/2026年1月更新
  16. Biz Hits Work「202人の看護師に聞いた転職理由ランキング」/2022年6月
  17. 株式会社R&G「看護師を辞めたい理由ランキング」(PR TIMES)/2025年3月
  18. 職業情報提供サイト job tag/令和7年(2025年)5月20日更新

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